あの素晴らしい哀をもう一度

昨日は校正締め切りという「空から恐怖の大魔王が降りてくるよ！」的なコトを当日昼に聞かされ、真っ白な原稿を前に「どないせーゆーねん」なノリで現実逃避したミッペルテルトですよ悪い子の皆さんこんにちはー！

と、言う訳でですね。僕は頑張ったのですよ。
極限気味に時間の無い中！　真っ白な原稿×１１枚を前に！
ちょっとレベル上げにネタ出しの為に赤石へ行ったり！（こんかいのてーまはがくせいらしいですね
何かもう諦めて気力増幅の為に某所へ行ったり！（どこですかとかきいてはいけません

……そして、とうとう！
僕は原稿に打ち勝ったのです！
投稿時刻「２３：５９」！（但しパソ時計
その、幻の原稿を。皆さんに御見せしようではないか！（はじさらしとかいわないで

…………そう。現実逃避一名は僕だー！（ぼくだーぼくだー/エコー

「さあ、校正できるものならやってみろ！」
　広い体育館に、高らかに響き渡る声。
　それを聞く者は、いない。その声はただ、無人の空間に空虚に響く。
「はっはっは、終わる訳が無いと、私は早々に気付くべきだったのだ！」
　その声は、高さから女性のものだと判る、何か開き直ったかのような響きを持って発せられている。清々しさと焦り、その他複雑な感情が入り混じっているかのような。
「……うん、その、まあ」
　女性はそこで言葉を切った。
　重い重い沈黙が場を満たす。
　それを破ったのもまた、場違いなほどに明るい声であった。
「ごめん、逃げる！」
　ばあん、と勢い良く扉が開け放たれた。
　射し込む光と入れ違いに去っていく影が、見えたかもしれない……。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終われ